ふくおか県央衛生広域施設組合(飯塚市・嘉麻市・桂川町・小竹町)の新しいごみ処理施設整備関連(事業費816億円)の用地取得費を計上した補正予算案が1月16日、組合議会臨時会で再び否決されました(賛成7・反対7の可否同数により議長採決)。余熱利用施設(温水プール等・21億円)の運営主体が未定であることなどが論点となりました。昨年12月25日の臨時会での否決に続くものです(賛成7・反対8)。これを受けて組合は、1月24日予定の事業者選考委員会は中止となりますが、1月25日の臨時会は招集したままです。住民説明会を求める請願(12月臨時会において全会一致で採択)に基づく住民説明会の動きはまだ見えません。今回事業については様々な課題が不透明のままとなっており、住民説明会を求める声が広がっています。
建設予定地は現在の焼却施設(桂川町九郎丸)隣接の山林などで、大半が保安林指定となっています。その解除について組合は、福岡県と協議を進めており、3月末までには国において決定されるとの見通しを示しています。事業に対する住民の納得がないままの保安林解除が求められるのでしょうか。
※添付資料は1月16日臨時会に配布された資料です。