野見山産業への土砂埋立区域拡張許可取消しを求めて嘉穂自治会が県に要望書

◉日鉄ボタ山跡(飯塚市筑穂元吉)で土砂を大規模に無許可埋立てした野見山産業株式会社に対して、福岡県が7月4日、拡張変更をを許可したことがわかりました。地元の嘉穂自治会のみなさんが5日、県庁を訪ね、許可取消しおよび土砂除去等の措置を申し入れたのに、県(農山村漁村振興課)が明らかにしました。許可条件の中で防災工事を先行させるように指導したとものべました。日本共産党の川上直喜飯塚市議が同席しました。

◉許可に至る経過の説明の中で県の担当者は、(住民説明会について)「残るテーマは災害保険のみであり許可審査には関わりがないと判断した」、(防災に関わる工事において)「業者が提出したもので審査した」とのべました。これは、業者が虚偽により許可を得た行為に該当する可能性があります。また、業者が県に提出した土砂搬入確認書の一部に、許可区域外、あるいは、別の処分場に埋め立てたものがあるのではないかとの指摘には、「調べる」と答えました。

◉がれき類など産業廃棄物が土砂に埋もれていること、一部に集積されていることの指摘には、「県監視指導課に連絡する」と答えました。

建設発生土の取扱いに関わる実務担当者のための参考資料関(国・地方公共団体等内部用・平成29年8月国土交通省)について、県はこれから読んでみるとのことでした。

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