第4種建設発生土の搬出先は筑穂元吉なのか  飯塚市発注の中畑ため池しゅんせつ工事

 飯塚市発注の公共工事の建設発生土が、工事現場の表示と異なる場所に搬入されていることが10月12日、日本共産党の調査でわかりました。

 この公共工事は、三郡山麓にある中畑ため池のしゅんせつ工事です。表示によると第四種建設発生土の発生量は1913m3です。すべて現場外搬出対象です。搬出先場所住所は嘉麻市嘉穂才田字カリノ1169番2外、搬出先の種類は土捨場・残土処分場との記載があります。

 大型ダンプ3台が現場で積み込んだ土砂を降ろした場所は、飯塚市筑穂元吉で土砂災害の危険が指摘されているところでした。福岡県が許可した用地造成工事区域か、それとも県知事が土砂搬入中止命令を出している土砂処分区域かなど事実関係の調査が必要です。土質は粘土状であることが確認されています。

 中畑ため池しゅんせつ工事を担当する市農業土木課は、この場所への搬入を業者と協議したとしていました。中尾建設の用地造成開発区域(筑穂元吉)への土砂搬入については、川上直喜飯塚市議が10月11日、①飯塚市発注工事による発生土の実績(開発許可以降)②協議記録(福岡県・飯塚市・関係業者)③判断基準のわかるものの3点を情報開示請求しています。

 

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