白旗山メガソーラー乱開発から住民を守れ 9月議会で一般質問 飯塚市議会・川上なおき市議

 

市の住民説明会・なぜ答弁を変えるのか

●白旗山メガソーラー乱開発に関する西日本新聞の大型記事掲載の翌々日です。飯塚市議会では9月13日11時頃から、日本共産党の川上なおき市議が一般質問で取り上げました。深刻な環境破壊から住民の安全を守るために全力をあげなければなりません。この日は、福岡県が午後2時から、アサヒ飯塚メガソーラーの開発工事の完了検査を行う予定もありました。地元住民には知らされていませんでした。いったいどうなっているのでしょうか。

●飯塚市による住民説明会は、地元自治会が2年前に提出した要望書で求めたものです。片峯市長は昨年12月議会で川上市議に、福岡県と一緒ならできるかもしれないと答弁していました。ところがこの日は、市民環境部長(担当部長)はなぜか、福岡県と一緒でもしないと答弁してしまいました。市長答弁との食い違いは重大で、そのままにしておくことはできません。川上議員が、不統一を指摘して住民説明会の開催を重ねて求めると、市長は内部協議のため議長に休憩を求めました。

●内部協議のあと市長は、13日午後の開発工事完了検査のあと予定される住民参加の現地内部視察を踏まえて、県と共同した住民説明会ができるように県に申し入れると答弁しました。川上市議は、申し入れは文書によるべきだと指摘しました。

環境協定の調整・なぜ拒否するのか

●緑ヶ丘自治会の環境協定の調整は、市長が9月9日の本会議で拒否する答弁をしたばかりです。川上市議は、その答弁を確認しました。緑ヶ丘自治会は幸袋まちまちづくり協議会の構成員である、その幸袋まちまちづくり協議会はすでにノーバル・ソーラーと協定を締結している、緑ヶ丘自治会が調整を求めるなら幸袋まちまちづくり協議会と話し合わなければならない、これが市長の答弁のポイントです。

●飯塚市自然環境保全条例は、周辺住民から調整の申し出があったときは、市長は調整を行うことになっています。市長答弁は市条例に違反するものです。市長答弁から、そもそも、幸袋まちまちづくり協議会とノーバル・ソーラーの協定書、緑ヶ丘自治会が求める協定書案、ふたつとも読んでもいないことも明らかになりました。

●幸袋まちまちづくり協議会とノーバル・ソーラーの協定書をめぐっては、賛助会費800万円のやり取りがあったことがわかっていますが、この協議の調整を飯塚市の当時の担当課長2人が行ったと担当部長が認めました。

住民のみなさんと9年間

●地元だけでなく多くの市民から、白旗山の乱開発をそのままにして良いのかと不安や怒りの声が広がっています。日本共産党は2014年から9年間、住民のみなさんと共同し、白旗山メガソーラー乱開発ストップを訴えてきました。これからも頑張ります。

 

 

白旗山メガソーラー乱開発を、二瀬地区清水谷団地から、けやき台、新相田、新二瀬、高雄区方面を見る。
トップに戻る