筑穂元吉の元日鉄用地への土砂埋立てはすべてが無許可だと県と業者が認める

野見山産業株式会社は6月9日、筑穂元吉にある元日鉄ボタ山の土砂埋立て処分場で、嘉穂区自治会の住民に現地で拡張計画の説明を行いました。福岡県農山村漁村振興課森林保全係長と飯塚市環境整備課長が同行しました。日本共産党の川上直喜市議も加わりました。

 

◉この土砂埋立処分場は、野見山産業株式会社が4622平方メートルの区域設定で申請し、2016年8月1日から2020年12月31日まで県知事の許可を受けています。

 

◉業者と県の説明で明らかになったとくに重大なことは、①許可区域では土砂埋立ては行われず、シャモットなど土砂の掘り出しによって大きな谷間が生じていること、②許可区域外の広大な土地にかつてのボタ山のレベル程度まで積み上げられた土砂は、すべて無許可埋立てによるものということです。

 

県が初めて無許可の土砂埋立てを指摘し指導したのは、年に1回の安全パトロールで「区域外に土砂が仮置きされていた」という昨年5月末のことです。そのあとも拡大する無許可埋立てに対し、県はくりかえし指導を行ったと言います。

 

◉野見山産業株式会社が、ようやく拡張申請をしたのは今年3月22日です。

 

◉その後も無許可埋立ては継続しましたが、5月の住民説明会(12日・浦田集会所)で住民と議員の追及によってついに明るみに出たことを知った県があわてて指導し、野見山産業株式会社に5月16日に確約書を提出させ土砂搬入はようやく止まりました。

 

◉県は昨年5月末からくり返した指導の中心内容は、拡張申請をせよというもので、無許可土砂埋立ての中止と責任を明らかにさせるものでもはありませんでした。しかも伝えた相手は昨年12月最終週にコンサルタント委託を受けるまで、なんの責任も持たない第3者であったことも浮き彫りになりました。

 

◉無許可で土砂埋立てをくり返した野見山産業の悪質さとともに、すみやかな是正を指導しなかった県の無責任さ、土砂搬入に関わる公共事業を発注した自治体と請負業者の責任がきびしく問われます。

 

◉こうした中で16日に嘉穂区で行われる住民説明会は、市環境保全条例に基づいて行われるものであり、拡張計画とともに無許可の土砂埋立てがきびしく問われることになり、住民の生命財産を守るべき市の役割発揮が求められると思われます。

 

許可区域は黄色の紙片の広さ、無許可土砂埋立ての現状は、2枚目写真のエリアを大きく超えています。