非常に由々しきもの/大将陣公園すぐ横の産廃焼却施設計画 片峯市長

 大将陣公園すぐ横に、民間事業者が産廃焼却施設を計画中です。飯塚市議会6月定例会で、日本共産党の川上直喜市議一般質問に立ちました。安全な生活環境を守るため、住民と議会と行政の共同が重要との指摘に、片峯誠市長は、「後手に回らないように」と答えました。地元から多くの傍聴がありました。

川上直喜市議の質問

焼却多いほど環境への負荷は大きく

 一般廃棄物を処理する自治体の清掃工場は、利益追求が目的ではありませんから、ごみ減量などによって処理量を減らしていくのが前提です。 

 一方、この産廃焼却処理は民間事業ですから、巨額の投資に見合う利益を追求することが目的となります。焼却処理量が多ければ多いほど、利益につながるわけです。それだけ環境への負荷は大きく、長期に累積していくことになります。

穏やかな憩いと生活の空間に

 地域住民にとっては、大将陣公園を含む周辺地域は、穏やかな憩いの空間であり、住宅、商店、学校、医療機関、農業地域がある生活のための空間です。鉄道、国道、県道も走っています。

市環境保全条例市と市民の連携大切

 飯塚市自然環境保全条例第1条(目的)「市と市民が連携して、自然環境に重大な影響を及ぼす事業活動を未然に防止することにより、自然環境を保全し、もって安全な生活環境を守る」の視点から、住民、議会、行政がともに、福岡県、桂川町ほかと情報を共有し、自然環境を守る、安全な生活環境を守るの立場から、住民、議会、行政が共同することが重要です。

片峯誠市長の答弁

公園のすぐそば非常に由々しき

 この当地は、桂川町にとりましても、スポーツ施設に隣接しているところであります。本市にとりましても、公園のすぐそばであり、そして、なおかつ、現在、高齢者な方々の健康づくりのためのグラウンドゴルフ場を計画設計している場所であります。

 そういう場所でありますので、非常に、民間のすることとは言え、私どもとしては非常に由々しきものだと話をしています。

意見を述べる責任と権利がある

 ただ部長も答えました通り、許可権者が県であり、そして、当該地は桂川です。

 しかしながら、隣接地である本市にも、これについて意見を述べる責任と権利がございますので、それをしっかりと踏まえながら、桂川町と情報共有をしっかり図りながら、特に計画だけの段階で後手に回らないように、今後しっかりと対応したいと思っております。

トップに戻る