生活応援を現金支給で求める請願不採択 市民の暮らしを考えて

 生活応援を現金支給で求める請願は、賛成7、反対19で不採択でした。

 「市民の多くが現金を求めているのに、議会は感覚がズレている」と、署名を集め傍聴した高齢男性(相田)は指摘します。

 市役所は、昨年12月の国の支援制度では現金支給を選択しました。

 低所得世帯には、「早期に受給ができる現金支給が最も有効、世帯の状況に応じて使う時期や使い方が選べるため、利便性はある」(市臨時対策室長)と、川上直喜市議に答弁しました(12月議会)。

⚫︎博多まで行くか

 「現金をもらったら自分なら博多に行って使うかもしれない」と発言がありました(総務委員会)。市内でしか使えないクーポン券の方が地域経済に役立つとの意味でしょうか。

 川上市議は、「もう少し市民の暮らしを考えられないのか」「地域経済にも現金が有効だ」と、討論で批判しました。

⚫︎希望すれば換金を 

 傍聴した市民からは「博多まで交通費がもったいない、ぜひ現金で」「希望すれば換金できるようにして」と声があがっています。

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