悠悠ホームの白旗山メガソーラー開発…住民説明会で危険性が浮き彫りに

●飯塚市が都市計画マスタープランで緑地保全地域とし、住宅地が隣接し8500人をこす住民が暮らしている白旗山の大規模メガソーラー開発について、悠悠ホームが8月26日夜、幸袋公民館で第2回目の住民説明会を行いました(写真下)。

●前回に焦点となった点についての悠悠ホームの説明に対する、「住民が反対し、議会も開発中止要請決議を社長に送付し、市長も住民合意のない開発には反対だと言っているのに、それでも開発を進めるのか」との参加者の追及に、悠悠ホームは「許可をもらっているので」とあくまで開発を進める強硬な姿勢に終始しました。

●今回設置するメガソーラーを108区画に分割して分譲することについて悠悠ホームは、分割禁止を規定した新FIT法によっても「みなし認可」となっていて合法だと主張しましたが、経済産業省は3年前に、「本来、適用されるべき安全規制が実質的に回避されること」を第1の理由にあげて、2014年3月31日付の省令で分割禁止を打ち出しています。悠悠ホームに住民の安全に対する無責任な感覚マヒがないか厳しく問われます。

●悠悠ホームが、住民の不安の声に最後までまともに答えられない重大な問題の一つである水害対策は、これまで経験したことのない豪雨が各地で続いているのに、30年確率という従来基準の調整池をつくればよいという程度の認識でしかなく、住民の安全を真剣に考えたものではありませんでした。大きければ大きいほどオーバーフローしたときの被害は重大であり、そもそも広葉樹が集中した森林を大規模に開発する発想そのものが厳しく問われれています。

●悠悠ホームが提出した資料には、開発計画予定地に組み込まれた市有地が3か所あり、そのうち2か所は工事車両の進入路のために道路を占用する部分です(写真上)。市民が反対する工事のために市民の財産を使うことは、どう考えてもスジが通りません。市長は、すでに住民合意のない開発には反対だと住民に約束しており、今回工事のための道路占用を許可することは許されません。

 

 

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