◉筑穂元吉にある元日鉄用地にある土砂処分場の拡張を県に申請中の野見山産業(資本金1000万円・野見山忠道社長)が5月25日夜、市環境保全条例に基づく2回目の住民説明会を浦田第1集会所で行いました。川上直喜市議が前回12日に続いて参加しました。
◉前回明らかになった12日までの「1週間に10トンダンプ1500台」もの土砂を無許可で搬入したことに対する質問が続くなか、業者はすでに昨年12月までに県(農山村漁村振興課)の指導を受ける違法行為があったことを認めました。また土砂は、公共事業の残土であることも認めました。
◉その後の質問に対する回答の中で、県の指導を受けて業者が許可申請を提出した後も違法行為を繰り返し、前回住民説明会での追及の後に県が求めた確約書を提出したことが明らかになりました。業者は、この違法行為の事実について詳細を述べませんでした。
◉参加した住民からは、土砂災害の不安、災害発生時の補償能力など切実な声が出されました。
◉県の「土砂埋立て等許可申請の手引き」に掲載の「許可の基準等」には、「申請者が土砂埋立て等を行うために必要な資力及び信用を有すること」とあります。
◉影響が重大な嘉穂区自治会住民の要求に対し、業者は住民説明会を継続することを約束しました。