白旗山開発めぐり更なる管理監督による指導の徹底を申し入れ⋯飯塚市長が県知事に文書で

    白旗山におけるメガソーラー開発業者に対する福岡県の指導をめぐり飯塚市は17日、梶原善充副市長らが県庁を訪ね、市長名の県知事宛て申し入れ文書を手渡しました。鐘ヶ江農林水産部長が対応し、農山漁村振興課長と同補佐が同席しました。市側は文書による回答を求めました。

    これは、副市長が5日に県課長に口頭で申し入れたのに続くものです。副市長は、8月の協働環境委員会に続いて9月の一般質問において、「県に工事中止を申し入れる」と川上直喜市議(日本共産党)に答弁していました。今回申し入れの内容は、次の通りです。

1.合同会社ノーバル・ソーラーの林地開発について

①防災工事完了前の開発地内で行われた樹木伐採のような林地開発許可条件違反の疑いが強いと思われる開発行為が、今後発生することのないよう更なる管理監督による指導を徹底すること。

②開発区域外の開発地に隣接する市道に亀裂が発生したことから、今後開発行為が原因と想定される災害発生に抑止と管理監督による指導を徹底すること。

③地域住民の理解が得られるよう、住民説明会を開催し、丁寧な説明を行うよう指導すること。

2.合同会社アサヒ飯塚メガソーラーの林地開発について

①住民説明会が開催されたものの、不誠実な対応や不十分な回答が多々あることから、地域住民の理解が得られるよう、丁寧な説明会を開催するとともに、次の要望に誠意をもって対応するよう指導すること。

・B調整池予定箇所の地下調査を実施すること。

・説明会が開催されるまで工事着工しないこと。

6月14日付け開発指導報告書で許可条件違反の指摘を記載
6月27日付けで受理の顛末書(6月22日付け)で許可条件違反を確認
7月8日付け開発指導報告書に許可条件違反を明記
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