宮若北部工業用地造成事業で調整池の流用計算に間違いがあったか 福岡県と宮若市の協議(令和4年4月11日)

 宮若北部工業用地造成事業をめぐる福岡県企業局と宮若市の協議のうち、令和4年(2022年)4月11日14時から16時まで県庁企業局会議室で行われた協議の報告書(福岡県企業局)、協議録(宮若市)には、調整池の基本設計・詳細設計に関わって食い違いが見られます。福岡県に流量の計算間違いがあり、10億円程度の費用が発生するので、費用負担を軽減するために、用地の範囲を広げる提案があったという要旨の協議書(宮若市)について、まず究明が必要です。

⚫︎協議録(宮若市)写真①

協議録(宮若市)は2022年4月11日作成で、テーマは「宮若北部工業用地造成事業に関する確認」とあります。関係部分は次の記載となっています。「①調整池について 調整池について、基本設計の時から流量の計算違いがあり、詳細設計において構造を見直すと調整池の工事が10億円程度の費用が発生する。費用負担を軽減するために、別紙のとおり用地範囲を広げて検討すれば、工事費の減額につながることから、福岡県より用地の範囲を広げる提案がある。」

⚫︎報告書(福岡県企業局)写真②

報告書(福岡県企業局)は作成日は不明、テーマは「用地交渉の進捗状況及び調整池の拡張等について」とあります。関係部分は次の記載となっています。「要旨 ・宮若市は細目協定について、無償譲渡の記載の削除を要望(対市議会のため)・用地交渉の進捗としては、契約書まで取れたものが新規3件。・コロナの状況が落ち着いている現在、交渉活発化させている。調整池の拡大については、用地状況(   黒塗り      )を鑑み、北側への拡大を検討する。以下2行黒塗り」。これに続く細目協定については、全面黒塗りです。さらに続く基本設計・詳細設計の進捗状況について(添付資料③④)では、「(局) 黒塗り 調整池を広げたところで概算で 黒塗り には収まる見込み。 黒塗り 広げると、地権者への補償も発生するがいかがか。(市) 黒塗り 一部の田については、現在不動産が売りに出している。(坪単価5.03万)・南側に調整池を拡げるより、北側に広げる方が、交渉しやすい。北側に広げることはできないか。(局)・北側に拡げる案について、検討してみる。」。以下、黒塗り。

トップに戻る