飯塚市長選挙の結果について

 二〇一七年三月二日 日本共産党嘉飯地区委員会

賭けマージャン事件による前市長の辞職に伴う飯塚市長選挙(二月二六日投開票・投票率43・14%)において、弁護士の小宮学市長候補は、「今こそ変えよう、市政の流れ」「市民の暮らしが第一」「クリーンな市政への転換」を訴え、市民、団体、政党に支援を求め共同を広げながら、飯塚市の未来を見つめて正々堂々とたたかいました。日本共産党は、選挙戦をたたかい抜いた小宮学候補、共同して一緒に頑張ったみなさん、ご支援をいただいたすべてのみなさんに心から敬意を表します。

小宮学弁護士には、「庶民の心がわかり」「市民の共同を大切に」「人権擁護と社会正義を貫く」、すばらしい人柄と実績、そして能力と情熱があり、日本共産党は、これからの飯塚市政を担うにふさわしい市長候補だと確信を持って推薦しました。 小宮学候補は、立候補表明からひと月の短期間に大奮闘し、当選には至りませんでしたが、八五五三票(18・81%)を獲得しました。この得票率は、昨年参院選での日本共産党の得票率(比例)の一・七二倍にあたります。

いっぽう片峯誠候補は、前市長らと賭けマージャンをしたことがあると自ら明かし、市民から立候補の資格を問われるなか、麻生太郎事務所の支援を受け、自民党、公明党、民進党の推薦を受けました。その得票率(57・87%)は、昨年参院選の三党の得票率(比例)をあわせた数字の〇・七六倍でしかありません。17・68%も低い結果となりました。 ここには、クリーンな市政への転換を求める市民の良識、暮らしを第一に考える市政実現への願いが表れており、今後の共同の発展によって市政を変える展望がおおいにあるのではないでしょうか。

今回の選挙結果は残念ですが、第一に、合併後四回目となる市長選挙において初めて清廉な弁護士の政治家が飯塚市に登場し二割近い得票を得たこと、第二に、市民の暮らし第一、クリーンな市政を求める、ゆるやかで前向きの市民の共同が始まったこと、この二つはきわめて大きな成果だと確信します。

日本共産党は、市民の切実な願いの実現へ全力をあげ、市民、団体、政党の共同のさらなる広がりに大きく貢献できるよう、今回の市長選挙から深く教訓を引き出し、活動の改善と強化をはかる決意です。

《選挙結果》

        小宮 学61歳  8553(18・81%) 無所属・共産推薦

当選 片峯 誠60歳 26320(57・87%) 無所属・自民・公明・民進推薦

        小幡俊之59歳 10609(23・32%) 無所属
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